✈️政府専用機
A government plane
今回は一風変わって乗り物のご紹介です!
かなり長いので、興味があるところだけでも見ていただければ幸いです。
経緯
個人的には飛行機(旅客機)をつくるのはこれが初めてのことです。仮想国家の政府専用機をつくろうと思って始めたプロジェクトが、基本ブロックを使って一からつくると決めたことで思った以上に大掛かりなものになりました。
元は一体型パーツを使って内装だけ組もうと思っていたのがなぜこうなったかというと、弟から譲り受けたパーツの中に8幅のものがなかったからです。内装をつくる場合、6幅のものでは壁以外の4幅しか空間がなく、ミニフィグの腕の干渉を考えると1列しかつくれないことになります。建物ビルダーとしてはどうしても内装に凝りたかったため、是が非でも8幅にする必要がありました。そこで思いついたのが、基本ブロックの飛行機セット、ボーイングドリームライナーでした。
本セットを初めて組み立てたのは、私が6歳くらいのことでした。開発に携わっていた父が会社でこのセットをもらってきて、弟と3人でつくりました。記憶が薄れた今でも、翼など左右相称のものを同時並行で組まされ苦戦したことは覚えていますw
完成後暫くは飾っていたのですが、パーツを増やすために崩したまま放置されていました。残骸は一部は弟のパーツ入れの中、そして大部分が父の部屋の押し入れに眠っていました。家のあちこちに散らばるパーツを集めながらミニフィグスケールへとリメイクしましたので、ぜひご覧ください!
機体外観
大きさはセットより若干小さめにしました。コックピットや翼の基本的な組み方はセットに倣いましたが、ミニフィグの腕の干渉を防ぐため壁面はプレートではなくパネル型の窓を使用しました。
左側
入口部分、機内収納は全てこちら側にあります。横向きの国旗がはためく表現も気に入っています。垂直尾翼にも大きく国旗の模様を入れました。
右側 こちらはパーツがなかったので装飾は左と違います。
一見するとわかりづらいのですが、実ははためく細長い国旗になっています。
空の旅へ出発!
撮り溜めた写真を公開しつつ皆さんには空の旅を楽しんでもらいましょう♪
国内便、ベルスタン発スピース行き~まもなく離陸致します~
離陸!
ただいま雲をぬけ、シートベルト着用サインが消えました。ごゆっくりおくつろぎください~
冒頭にも載せたこの写真が一番気に入っています。かなり低い位置にあった積雲(?)をどうしても写真に収めたくて、一番高い丘に登って撮りました。
まもなく離陸致します~(早い)。シートベルトをしっかりとお締めくださいますようお願い申し上げます。
目的地へ到着致しました~。またのご利用をお待ちしております!
機体詳細(各部説明)
続いて、各部の組み方をもう少し詳しく見ていくことにします。(ここからは室内で撮影しました)
部品一覧
分解するとこんな感じ。元は全く内部空間がなかったものを無理やり改造しているので若干脆弱ではありますが、ある程度の強度は保てるよう意識しています。
エンジンやタイヤなどの部品は弟が持っていた他の飛行機のものを拝借しました。
水平・垂直尾翼
ここの取り付け方は本家と全く同じです。(主翼もそうですが)やはり初心者には翼の取り付けは難易度が高いので、説明書があってありがたかったです。
ちなみに翼の細かな組み方はパーツ不足で若干違います汗
まず水平尾翼をつけて…
その上に垂直尾翼を。
機体の形がセットとは異なるので、結合部分は隙間がないよう微調整しました。
ちなみに後部ほど高さを上げているので、普段は下にクリアブロックを入れて高さを揃えてあります。
主翼
こちらもセットと全く同じ取り付け方です。
この穴にバーを差し込み、固定します。しかしそれだけではさすがに心許ないので…
翼の根元も機体に差し込み、強度を強めています。
元セットでは内部がない分(わざとじゃないですw)この差し込むスペースを内部に食い込むように広くとれたのですが、今回はそうはいかないので控えめです。強度も控えめです…その分翼の形を少しずつ調整していくのが意外と大変でした。初心者Vanillaはここに数日を費やしました。
入口
入口はクリップパーツで180°開閉できます。
首相など政府高官が搭乗する際にはちゃんと階段を設置しましょう笑
機内収納
逆スロープで組んでいるため、座席の下はかなりスペースができ、収納を設けることができました。
ミニフィグの鞄くらいならぎりぎり入ります。
翼の両側の2つの扉を開いた図
コックピット
ここもほぼ元セットをそのまま再現しました。そのせいで内部はちょっとまずいことになるのですが…
先端部が固定されるよう少し組み方を改良しました。
機内
続いては筆者が一番こだわった内部をご紹介します!
入口を入るとまずあるのがCA(キャビンアテンダント)用設備です。本来なら人目につかないところに置くべきなのでしょうが、如何せん狭いもので。
CA用設備・ギャレー
入り口付近にはCA用の閉会式椅子があります。左側の黒いものです。普段は閉じてありますが、離着陸時になると・・・
こんな風にクリップパーツになっていて、倒すと一応椅子として使えます。
CAも緊急時は着席しなくてはなりませんからね~
その奥はギャレー(調理場)です。ジューサーの上には棚があり、コップなどを置いておけます。
限られたスペースのなかで、設備を壁と一体化させることで閉塞感を解消できたのではないかと思います。
ちなみにTwitterでは公開しませんでしたが、CAが飲み物などを運ぶカートもつくりました。機内は狭いので小さいほうが良いかも。
👩「お飲み物はいかがですか~」ゴロゴロ
乗客が乗ると腕の干渉で通れなくなりそうなので、先に撮っておきました笑
貴賓室
入口左側が貴賓室です。国王や首相のみ利用できる完全個室の特別な空間となっています。
座席は通常のものとほぼ変わりませんが、一応アームチェアもついています。(通常座席は後程紹介します)テレビや広いテーブルなど、一連の機能を有しています。
後ろにはお花も飾ってありますよ~
隣にはソファベッドもあります。その名の通り座ったり寝たりできるよう高さ、窓位置など調整しました。王は冠が邪魔になりそうだったので首相に来てもらいましたw
操縦室
貴賓室のさらに奥、先端には操縦室があります。貴賓室より3プレート下がった位置にあり、高低差で緩く仕切られています。
実はここにセットを無理やりミニフィグスケールにした弊害が現れており、窓の位置と操縦者の目線が明らかに合わないんですよねー。まぁ先端パーツの特性上打開策がないのでしょうがないですね
なんとかミニフィグ1人乗れる広さです。
通常座席
続いては入口右側、通常座席を紹介します。
個人的にここが一番気に入っています。
別視点から。リクライニング機能+モニターがついた椅子は4席で、後ろの2席は予備席となっています。
座席詳細。背面に後ろの席のモニターとテーブルがついています。座面の滑らかなデザインも工夫しました~
乗客込みの写真。やはり満席になるとちょっと窮屈そうですが、腕や頭の高さなど干渉しないようにはなっています。
あと1プレート分あれば座席上の荷物入れをつくれたのですが、バランスが悪くなるのと見にくくなるのでやめました。
一番後ろの予備席。ここはミニフィグの固定ができないので随行員席ということにしておきましょう。
こんな感じで後ろの本棚に座席がついています。飛行機に本棚というのもどうかとは思いますが、落ちないようにすれば書類などの保管に役立つはず。
会議室
最後は会議室です。政府専用機らしさがここでやっとでました。
始めはプレートだけで背もたれはなかったのですが、高級感を出すため座席数を減らして椅子を豪華にしました。
寛げるよう椅子と机の間は0.5ポッチ分あけています。
家具たち
ミニフィグをのせるとこんな感じ。なにやら会議中です。天井はプラス2プレート分あるので、なんとかぶつからずに済みました。
以上、政府専用機でした~!内装づくりは建物同様面白く、政府官邸もつくりたくなりました(事情により来年以降になりますが)。
基本ブロックでの組み方は飛行機だけでなく船にも応用できそうで、学びがあった制作でした。 また機会があったら乗り物をつくってみたいです。
最近のブログはイレギュラーなものが多かったですが、次回は恐らく建物になるだろうと思います。
それではまた~