🍵茶室
Japanese tea-ceremony room
今回は茶室の紹介です!
目次
庭園
庭園は今回かなりこだわった部分です。近頃植物のパーツがかなり増えたので、それらを贅沢に使って自然な庭になるよう制作してみました。
日本庭園といえば回遊式ということで、池をつくりました。
浅いところは色を変えて水色(クリア)タイルでつくっています(パーツ不足)。
橋はポッチ間距離が3:4:5になっているのでうまい具合に斜めにかけられました。ここら辺はニンジャゴーシティーガーデンで学んだ組み方を応用しています。
様々な種類を混ぜて配置することで日本庭園らしくなりました。秩序立った西洋庭園とは逆ですね。
家の周りには樹木を配置しました。組み方は単純ですがこれがあるだけで幾分か景観が良くなります。
庭園の裏側にあたる部分に亭主の玄関を設けました。
小さいですが客用の躙口は別にあるので、裏口のようなものです。奥は後ほど紹介する水屋に繋がっています。
玄関横を通ると一周して庭園側に戻ってこれます。
ここは腰掛待合といって、お手前が始まる前に待機するベンチのようなものです。
頑張って和服っぽいフィグもつくりましたが微妙なので扇子でごまかしてます(汗)
露地(ししおどし・蹲)
声がかかると客人が露地を通って茶室へ向かいます。
飛び石に使えるタイルがないか探していたらこの前お台場で貰ったオマケの中に沢山入ってました。店員さんに盛大な感謝を。
本当は露地と庭園は別々の場所に設置するつもりだったのですが、最終的には同じ場所にまとめました。庭園を眺めながら歩くのも粋ですね~
露地を代表するししおどしや蹲なども端にひっそりとつくってあります。蹲の周りの石は前石、手燭石、湯桶石など名前があり、配置や役割が決まっているそうです。ここにはミニフィグの帽子やかつらが活躍しました。
躙口
茶室ならではの躙口もつくりました。
扉は立て掛けてあるだけなのですぐ取れます…。
レール状にすると強度が増す分厚みも増すので難しいところです。
茶室内装
躙口から見た景色。床の間には掛け軸と盆栽が飾ってあります。
茶室全景。四畳半は茶室のなかで最も基本的で、この本勝手四畳半切と呼ばれる配置も一般的ではないかと思います(多分)。
窓は雪見障子風。座った高さからちょうど裏庭の景色が見られます。
左上の畳は点前畳といい、亭主が実際にお茶を点てる場所です。茶道具を色々置いてみました。
本当は今の季節(9月)は火鉢で沸かす風炉なのですが、個人的に炉のほうが好きなので畳の一部につくりつけました。
襖はちゃんと開くようになっています。
↑ 本当は上のみレールを使う計画だったのですが、高さが合わないのが気になり泣く泣く諦めました。
水屋
茶室の隣には水屋があります。ここは茶道具の準備をする場所で、お点前には欠かせません。
色々と道具を並べました。一番下は水道になっています。
見取り図
総括
私が茶道を始めたきっかけになったのが茶室への憧れでした。狭い空間の中に風情と機能性を併せ持つ茶室は日本建築の中でも最上だと思います。
小学生のときよく眺めていた茶室の写真集を見返して制作にあたりながら、当時少ないパーツでよく和室や茶室をつくっていたのを思い出しました。小学生からやっていることが変わらない自分には呆れましたが、少し年を重ねた分、本格的なものがつくれたのではないかと思います(笑)。
あるときは毎週のように都内の庭園をまわっていたほど日本庭園も好きなので、思い出深い作品になりました。たまにはモジュール規格でない建物をつくるのもいいですね。
データ
制作時間 計5日ほど
費用 新たに購入したものはありません。